思えば、遠くへ来たもんだ~Looking back, I've come so far!~

好きなこと、モノしか語れないブログです。

ガムシャラになれる幸せ。

ここは日本の6月かっ!というくらい、雨が続いおりますフランスよりこんにちは。Gon.です。

ちなみに、こんなGloomyな天気の日には、フランスでは、よくC'est qoui ce temps pourri ? (What is this bad weather?/何なんだよ、この天気は!音はセクワ ス トンプリ?とGon.耳には聞こえる笑)という表現を聞きます。ここで使われている、pourri (プリ:原型はpourrir)。実は、英語のrotten/腐敗している、という意味があって、腐ってる!なんて、c'est pourri !と表現するのですが、天気が悪いことを、腐ってるって表現するって・・・。確かに長雨は嫌ですが、それでも雨に慣れ親しんでいる私からすると、なんだか笑ってしまうのですが、どうでしょう。あっ!もちろん、英語のbadにあたる表現で、mauvais(ムベ)も使いますけれども。

面白いなぁと思うのは、最初はフランス語は、おフランスというだけあって、優雅な、ソフィスティケートされた言葉だと思っていたのですが、言ってる内容や使っている表現は、時々本当にびっくりするほど(引くほど)、下品・・・失礼、です(笑) 

ロックダウン最強の味方、現る!

さて、本日は、このコロナ渦中でも日本より届きました、#stay at homeの強力な味方!漫画『SLAM DUNK/スラムダンク』から、好きを考察していきたいと思います。今年初め、コロナの影響のことなど、まだまだ考えもしなかった頃、実は日本に一時帰国した際に、時々、突然に、でも、確実にある一定の期間で襲ってくる「スラムダンクを無性に読みたくて仕方がない病」に対処するため、新装再編版(全20巻)を購入し、発送しておいたのでした!うふ。うふふ♡

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スラムダンク 新装再編版(全20巻)でござる!

この漫画は、もはや言わずと知れた、語らずとも疑いようのない名作ですので、わたしが内容をどうのこうの言うのではなく、もう、読んでください!これに尽きるのですが、何故にこんなにもこの作品が好きなのか、それを語っていきたいと思います。さればというて、ちょっとしたまとめを以下に。

不良で赤髪にリーゼントの高校生、桜木花道が湘北高校へ入学し、一目惚れした赤木晴子の誘いで、彼女の兄、赤木剛憲(ゴリ)が主将を務めるバスケットボール部に入部するとことからこのお話は始まります(まぁ、入部するにもひと悶着あるんですけれども)。

バスケットに全てを捧げる男、赤木とそんな彼を支える小暮公延(メガネくん)が率いる湘北高校バスケットボール部は、花道と共に新入生に、晴子の想い人であり、中学時代よりバスケット界で名をはせたルーキー、流川楓を迎え、全国制覇に向け始動を開始(ライバルだからこその花道と流川のどつき合いも開始)。

バスケットはド素人の花道ですが、類まれなる身体能力の高さと野生の勘で、みるみる頭角を現していきます。仙道擁する、陵南高校との練習試合では、わずか1点差で負けるものの、そんな湘北バスケ部に、入院していたポイントガード、宮城リョータ(リョータくん/リョ―ちん)が戻ってきます。

そして、県大会を迎えるバスケ部の前に、混乱(と、のちに知性ととっておきの飛び道具☆)をもたらす、三井寿(ミッチー)が登場。中学時代のMVPで、元湘北高校バスケ部だった三井は、長引く足のケガによる居場所の喪失と挫折感(自身がそう感じてしまったに過ぎないのですが)により、バスケを離れ、不良グループに入っていました。何かとバスケ部につっかかっては問題を起こし、仲間たちとバスケ部をぶち壊そうとするも、赤木の鉄拳、小暮、宮城の心をえぐる言葉、最後は恩師、安西先生との邂逅により、崩れ落ち、涙ながらに本音を・・・

戻ってきた三井を加え、ここに、全国制覇を胸に、熱きライバルたちとの戦いを経て、高校バスケ界の歴史をぬりかえる本当の湘北高校籠球部の歴史がはじまるのです。

「ここまでくれば見てみたいですよ 僕も……歴史が変わるところを…!!」

あぁ、語り始めれば、夜が明けてしまいそうな勢い・・・

ワルモノ見参!!

ただし、どんなに短くまとめようとしたって、魅力的なキャラクターたちを一言では語れません。特に、ミッチーは(笑)

人間味あふれるミッチーがお好きな皆さまは、男女問わず何気に多いのでは?と思いますが、わたしだって、ねぇ…アハ。どうしようもない困ったお兄ちゃんではあるのですが(そこがイイ!笑)、やっぱりここぞの3ポイント、そしてあの熱さはもうこれしかない!か〜っこいい!(語彙な…)

「オレは誰なんだよ…?言ってみろ!!」

「おう オレは三井。あきらめの悪い男…」

 

SLAM DUNK 新装再編版19 #247 譲れない

あまりに有名ですが、ほんと、これ、コレなぁ。涙。山王戦でのこちらが有名ですが、このセリフはここが初登場ではないのです。遡ること、インターハイ(IH)予選の海南戦にて、疲れからパスを取り損ねてしまったミッチーに、桜木が、「根性みせろよ ミッチー!!」と声をかける場面があるのですが、ここで、ミッチーは「オレを誰だと思ってんだ バカヤロウ!!」「オレは”最後まであきらめない男” 三井だ!!」って返しているんですよね(SLAM DUNK 新装再編版9 #128 天才の名にかけて)。

「バスケットはお好きですか?」もそうですが、こういったセリフひとつひとつが繋がって、要所要所で活きてくる。。。もう、天才かよ(はい、井上先生は天才です)

それから、(あっ、まだミッチーのこと、語ります笑)時に見せる大人な三井さんとのギャップに萌えます♡例えば、新装再編版では10巻(#134 ボーズ頭の逆襲から#135 センター三井にかけての部分)。海南との試合後の、花道の課題を浮き彫りにするという狙いもある学年対抗試合(練習)でのこと。

最初は審判を任されていたミッチー(タオルを頭に巻いております・・・)ですが、途中より安西先生に「桜木君を抑えてくれるかね」と頼まれます。その意図を十分に組み、ニヤッと笑ったうえで、頭にまいたタオルを外しながら、「やりましょう…」というシーン。うっぎゃ~♡ってなりました!笑。

でも、わたし、ミーハーも入っておりますので・・・いや、口よりも行動が語る男性にときめくタイプなので、そうです、流川くんもとっても好きです!!爆。

なんせ彼は、最初っから花道に一目置いている、というか、花道を認めているのでは…というのが、今、読み返すと分かってくる。決して口には出さないけれど。新装再編版1巻(#6 JAM)。ゴリとの対決を何とか制した花道に、「やるじゃん。桜木…」って。ここね。あとは、やっぱりタオルを投げ捨てての「ぶちかませっ!!」(#129 天才の名にかけて2)でしょうか♡(あれ?私、総じて男性の”タオルを取るシーン”に萌えるんでしょうか・・・要検証いたします笑)

あと、(まだ語る?・・・・)桜木軍団!水戸洋平ですね。海南戦にて、花道渾身の”神奈川No.1を超えてやる”ダンクが、牧によってブロックされてしまった時のこと。

高宮:しかし あの花道をふっとばす奴がゴリ以外にもいたとはな……

洋平(微笑みを湛えながら):ま とにかく…

              こっからの花道は見ものだぜ

 

SLAM DUNK 新装再編版9 #123 屈辱

そして、ラスト。

 いや…そうじゃねぇ……バスケット選手になっちまったのさ…

 

SLAM DUNK 新装再編版19 #260 借りは即返されねばならない

彼らは、花道のガムシャラになれることを心から応援する一方、そのガムシャラになれる幸せを羨ましくも思っているのですよね。

ガムシャラになれる幸せ。

さて、このスラムダンク。

何故にこんなに胸を熱くさせるのか、それは、魅力あふれるキャラクターにあり、熱く胸躍るストーリにあり、圧倒的な画力にあり、珠玉の作品にあり。。。もうその通りなのですが、それは唐突に、新装再編版の帯を見ていて気付いたのです(発売当時は渋谷の駅をポスターがジャックしてたそうですね。そのポスターにもそのフレーズが書かれていました)。

~ガムシャラになれる幸せ~

ガムシャラとは、一つの目的に向かって夢中で取り組むさまのこと(Weblio辞書より)。

ガムシャラになれるほどの『好き』を見つけ、その『好き』にさらにガムシャラになれる。それを人は幸せと呼ぶんだぜっ。

『スラムダンク』は、バスケを愛し、全国制覇という唯一の目的に向かって、バスケットにガムシャラになる、癖アリ、才能アリの愛すべき高校生たちの成長の物語。それは時に、ニヤニヤしちゃったり、ヒリヒリ、ハラハラしちゃったり。苦しくって、でも、涙がでるほどうれしくて。心臓のドキドキが止まらないのです。

ガムシャラになれる幸せを、わたしたちは多かれ少なかれ己の人生において味わっているし、それを見つけ、追いかけられる幸せを知っているから、そんなわたしたちは作品を読みながら、彼らの体験を追体験し、どうしてもその時に感じたドキドキが刺激されずにはいられないのです。そして、この作品を読んでいるわたしたちが、この作品を楽しむことにガムシャラになってしまう。

・・・彼らもガムシャラ、わたしたちもガムシャラで。まさにガムシャラになれる幸せを共有できる作品であり、この部分がいつまでも愛される、胸を熱くさせられる理由の根底にあるのだと思うのです。

 

あぁ、こんなことを語っていたら、また「スラムダンクを無性に読みたくて仕方がない病」が発生した模様。。。では、ただいまより、宿敵・陵南とのIH出場をかけた最後の戦いを観戦してこようと思います笑

花道:さっきの続きがあと172本!特訓あるのみ!

ミッチー:よし、オレがディフェンスになってやるよ 桜木

リョ―ちん:オレがパス出してやる

流川くん:オレが横から口出してやる

 

SLAM DUNK 新装再編版10 #148 オヤジ

 そうそう、主人公は桜木花道。ですので、最後にわたしの大好きな、彼の名言もご紹介。もちろん「天才ですから!」「大好きです 今度は嘘じゃないっす」「シロートだからよ」も捨てがたいのですが、こちらです!

IH予選、陵南との神奈川県最後の出場枠をかけた試合でのこと。陵南の追い上げから、仙道をかわせず。ゴリのシュートが流れてからの、ラスト9秒。桜木のリバウンドからのダンクを決めたシーン。これが止めの決定打になったにも関わらず、彼は。

戻れっ!!

センドーが狙ってくるぞ!!

 

SLAM DUNK 新装再編版13 #184 勝敗

誰よりも早く戻っていく。かつての練習試合で、残り5秒からの仙道の逆転をしっかりと糧にしてのことです。やっぱりいいわ~