思えば、遠くへ来たもんだ~Looking back, I've come so far!~

好きなこと、モノしか語れないブログです。

BL沼への誘い

こんにちは。スラムダンクばかり読み返していたら、お久しぶりの更新になってしまいましたGon.です。

ゾーンに入った時は、PCキーボードの上を滑るように指が動き、サラサラ~っと言葉が紡がれるものなのですが、溢れんばかりの暑苦しくて、独りよがりの純度の高い思い=『好き』を「伝わる言葉」に変換する、伝えたいことが「伝わる順序」にまとめるということは、簡単ではなく、結構、頭を悩ますものです。

そもそもの前提として、私のソレに対する『好き』の本質は何なのか?を、私自身が掴んでおかないと、それを表現する、他人に伝える、ということはちょっと難しいのではないかと思っています。

こんな流れから、本日語りますものは、一生触れないでおこうと思っていた時もある(黒歴史になりそうで笑)BL(びーえる)こと、ボーイズラブ作品への愛について、でございます。取り上げたい作品は有名も有名。わたしも何度読み返したことか。日高ショーコ先生の『憂鬱な朝』でございます。

 BL沼☆への誘(いざな)い

今をときめくBLですが笑、早い話が、“女性(作家)による女性(読者)のための”男性同士の恋愛を描く作品たちのことでございます。

でも、ここで断っておきたいのは、わたしがBLを好きなのは、BLというジャンルが手放しで好きだから、ではなく、近年、“あっ、この話いいかも”“こんな話を読みたかったかも”と、心の琴線に触れる作品がこのジャンル多かったということにあります。

もともとは、おめめキラキラの少女漫画の世界(語弊がありまくりで、スミマセン)から、スタートしたわたし。まぁ、成長するに従って、ある疑問が浮かんでくる訳です。「この人たち恋愛のことしか悩んでなくない?人生それしかないの?」爆(どんだけ斜め上から、盛大に突っ込んでいるのでしょう、わたし笑)

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やさぐれていく訳ですよ。

これが多くの作品のテーマですし、それゆえの少女という括りの漫画ですので、そういっちゃぁ、元も子もないよって言われてしまいそうですが、わたしにもお別れの時期がやってきた訳です(”あなたが悪い訳じゃないの…”というヤツでしょうかね)。あっ、あと、少女/恋愛漫画って意外に恋をテーマにしているくせに、一途じゃなかったりする!むぅ。笑

そこから、青年やレディースと括られる、恋愛だけでない、人生における様々な場面や直面するもう少し現実的な問題をテーマとする作品を読んでいくようになる訳ですが、BLは名前の響きから敬遠しておりました(何となくゲテモノ感がありませんか?…スミマセン。あとは、そんなし好を持つ自分を少し受け入れるのに時間がかかる…目覚めちゃったらどうしよう…とか。今、振り返れば、何に目覚めるの?笑って感じですが)

そ~んなわたしを、最終的にゾクゾクのBL沼へと私を誘ったもの。それは、漫画が大好き!という過去の業と、単純に”時間がある”という事実でございます。

ヨーロッパへやってきたことで、ブラックな残業がなくなり、文字通りアフターファイブにたっぷりと時間があるようになったことが、わたしの漫画熱を再燃させるきっかけとなりました。電子書籍のインフラも増え、人気があるジャンルみたいだから、読んでみても良いかなぁ程度に触手を伸ばしたのが始まりでございます。

「BLはファンタジー」と言われますが、当の主人公たちの悩みや葛藤は、現実世界のわたしたちにそれに近い(ゆえに、超ファンタジー化してしまっている作品は、わたしの乏しい想像力が追い付かず・・・全く受け付けなかったりもします)

加えて、BLという名前から敬遠していただけで、きちんと内容を読ませてくれる作品も多い!あっ、BLの方が恋愛に関しても、一途率が高いと思います笑。そういう作品が好きで、意図的に選択しているということもありますが。

そして何より、昨今、すっかり男女間恋愛をテーマとする漫画が失くしてしまった、純粋さ、(腹黒さ/計算高さのない)初心さ、青さ、苦さや純なドキドキが、まだまだBLの世界にはあるっ!!!(ここ、分かっていただけますでしょうかね…わたしにとってはすごく大事笑。男女の恋愛漫画って特にここ最近、早急に結果を求める傾向があるのか、コトの方ばかりに傾倒すぎていて、「なんで?」「どうして?」その過程が見えないものが多くて…そうじゃなくって!!もっとジリジリと胸を焦がして欲しいのよーーーーー!!!って思うこと多々。BL様、感謝です)

・・・もう、それからは、早いものです、沼にハマっていくのは笑。

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あぁ~ハマった・・・

今やフランス人パートナーにですら、「今、BLタイムだから(BL読むことに集中しているから、一人にして/ゾーンに入らせて)!」と言って会話が成立するほど(爆)、BLは生活に溶け込んでおりますし笑、どなたにも聞かれれば、語りたいと思います、BL作品を。

わたしは腐女子なの?

ひと昔前、森/自然好きな女性が森ガールと呼ばれ、歴史好きの女子が歴女と呼ばれたように、BL好きの女性たちにも呼び名があります。

それが、「腐女子」(諸説あるようですが、すごい呼び名ですよね~。“醸してる”んですから…)

ただ、わたし。ここでひとつの疑問が沸くわけです:わたしって腐女子なの?

そう呼ばれたくないとか、そういう体面の問題では最早ありません笑。ええ、広義では、わたしはれっきとした腐女子です!!腐女子です(バンザイ)!!!

ただ、わたしが思う腐女子様というのは、わたしなど足元にも及ばぬ、深淵のような知識と大空をはばたく鳥のような想像力がある方々を形容するのではないかと思うからです(尊敬の念から、ね!!!!)

というのも、BLにはいろんな設定やジャンル、世界観があり、お約束がある。専門用語まであったりもする。カップル同士のスペック/特徴/特性から、“属性”と呼ばれる分類方法がある・・・とか、わたしはその辺りが今いちよくわからず(知らなくても作品は楽しめますし、あんまりその辺に対する知識欲がないため)。

さらに、作品の世界を発展させて新たなる物語を作り出してしまう方、豊かな想像力でBLの世界を現実世界に応用できる方などいらっしゃるようなのですが、どうもわたしの想像力はそこまでの翼をもっておりませんようで・・・

ここに非常に分かりやすかったサイトをご紹介:BLと腐女子についての説明がなされています。

www.chil-chil.net

こういう方が腐女子様だよなぁと思います、ホントに。

先にも言った通り、わたしはテーマや絵柄にやたら好き嫌いがありますし、ティーンズラブ(TL)にも見受けられるような、やたらとHやそれに纏わる描写のみにフォーカスしているBL作品も好みません(TLやBLのあるジャンルに対する悪口ではなく、これはあくまで私のし好の問題です)

少女/恋愛漫画を離れた時と一緒で、「えっ?!それしかやることないの?」「それは良いけれど、それで?」って、冷静に突っ込みたくなってしまう性分なのです。結局、結果だけでなく、そこに至るまでの過程や変化、で、その後どうなの?が欲しい、わがままな読者なのです。

と、ここで、腐女子とただのBL好きの見分け方があるとのことで、また記事のご紹介を。

www.chil-chil.net

鑑みますに、わたしは腐女子の皆様の足元にも及ばす、”だたのBL好き”にカテゴライズされるようです。”ただの”って…笑。ただ、フランス人パートナーからは、BLについては「オタク認定」を受けておりまして、それについては謹んでお受けしたいと思います!寧ろ、喜んで!

 

分かっていたことではありますが、想いの外、長くなってしまいました・・・

作品について語ることは次回に続く。